色は桃色を帯びた灰褐色から淡い黄白色と固体により差があり、心材、辺材の区別、年輪もはっきりしていない為、針葉樹ではあるもの一見広葉樹のようにみえる。
フィリピン、マレーシア、インドネシア、ニューギニアからオーストラリア、ニュージランドなど東南アジアを中心に太平洋諸島に分布。かつては直径1.5mもの丸太も産出したものの今では50cm程度が主流。数少ない熱帯の針葉樹の中で最も価値の高いものとして知られる。
長所としては、軽くて柔らかく加工は容易(気乾比重は0.4〜0.6)、釘うちは最適、乾燥も容易(ただし青変菌に注意)、防虫処理も極めて容易。
短所としては、耐久性、耐水性には弱く、アテが強いので使用するには柾目の製材が絶対条件となる。
主な用途としては建具材、ドア材、家具の引き出しなどに利用される。
その他、内装, 家具, フローリング, ベニア, 合板, ダウエル, 木型, スポーツ器具, チップ, 楽器, 包装用などにも使用される。